サマーボム2016

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毎週火曜の深夜に、「フリースタイルダンジョン」という番組が放送されている。もはや説明は不要だろうからしない(ただ説明が面倒なだけ)。

私はそれを知り、毎週見ていくうちに番組内のmonster、R-指定(Creepy Nuts)にまんまとハマったのであった(最初はRさんにはハマらないつもりだったし、『TOKYO TRIBE』を観ていたので漢さん推しだった)。ちなみに今までHIP HOPに関わったことはなく、ロック畑をよく耕し、ジャズ畑も少しだけ草取りをしているくらいである。

わりと早い段階でCreepy Nuts(R-指定&DJ松永)の「たりないふたり」をダウンロードして、グッズをチェックした。そしたらなんと、彼らのロゴTシャツがとびきり可愛い。なんとしてもほしい。なんだ、通販やってるじゃん。いや待てよ、送料かかるのか。。だったらライブに行って買ったほうが絶対にいい。そうに決まっている。と思い、次の日のライブに行ってロゴTシャツを買った。圧倒的衝動感。それが、5月の話だ。

夏もジワジワと近づき、またCreepy Nutsのライブに行きたいと思った。Creepy NutsのオフィシャルTwitterアカウントのツイートにまとめられている、見やすいライブスケジュールを覗くと、行けそうなのは8月、HIP HOPフェスの「SUMMER BOMB 2016」(以下サマーボム)しかない。Zeebraによるプロデュースのフェスらしい。そのときは確か他の参加アーティストもあまり発表されていなかった気がする。ただ、"超先行"で、チケットが通常の約二分の一の額で買えるということだったので、またもや衝動で買ってしまったのであった。

そして8月21日。

会場の野音周辺につくと、それっぽい人たちが多い。キャップ、サングラス、半ズボン。いや、野外だし、、むしろ彼らの格好は機能的なはずである(そして女性はおでこを出している人が多い!)。ライブハウスにばかり通う私には、少しだけ刺激的であっただけの話だ。

野音に来たのは、いつだったか、Base Ball Bearサカナクションが2マンをしたとき以来だったが、アーティストが近くに感じられる場所で、やっぱり好きだ、とふと思った。

私のお目当てはCreepy Nuts、CHICO CARLITO、サイプレス上野とロベルト吉野、般若あたりで、ガチガチな「フリースタイルダンジョン勢」であり、明らかな"にわか"だった。しかし、お目当てとかそうでないとか関係なく全部を楽しみたいと思っていたので、約6時間、席から離れることはなかった(ちゃんと水分は摂っていた)。

あと、何より隣の男性がノリノリで、私はそれを見よう見まねでノることにしていたので、かなり助かったし、アウェイな場に馴染むことができた。ありがとうございました。

今回特に強く感じたのは、HIP HOPの現場は恥ずかしさが全くなく、どう踊ってもいいし、自分の好きなところで手をあげられれば、声もあげられる、ということだ。UZIの「ウェイヨー」に大きく「ウェイヨー」と返せる幸せったらない。

今日のフェスは、もちろんアーティストがそれぞれ限られた時間の中でパフォーマンスをしていくというのがメインだったが、やはり「フリースタイルダンジョン」の要素を入れてきたのがサマーボム。いつもの審査員を携えて、フリースタイルバトル(エキシビションマッチ)も行われた。個人的に、T-Pablowくんがキレキレだったことが一番印象に残っている。

14時に客入れを始め、15時に幕が上がったサマーボム。18時半を超えると空が暗くなってきて、だんだんと照明が映えてくる。

最終ブロックの般若、RINO LATINA II、AK-69のライブはさすがに重い。ずしん、とくるものがあったが特に歴史を知ってるわけではないので、「さすがに」と書きつつもよくわかっていない。ただただ、圧倒された。

全日程が終了し、時間がないと言いつつも、出演者のサイファーで締める。

飽きっぽい私自身、来年まで彼らのシーンを見続けているかはかなり怪しい。しかし、どうにかして、このブームに加担していきたい気持ちがある。Zeebraも、もっと大きいところでサマーボムをやっていきたいと言っていた。みんな、来年の開催が決まったら是非前売りを買おうぜ。

私はまだまだ入り口のあたりをウロチョロしているわけで、HIP HOPうんぬんなんて何も言えないし言う気もないが、とにかくHIP HOPというジャンルへのエスコートをしてくれたZeebraにありがとうと伝えたい。

ウェイヨー!!!

こぼればなし↓

まだ空が明るい時間、大きい水鉄砲を持ったZeebraが、野音の会場左側の関係者スペースを走り、客席に水を放ってきた。そのときのZeebraは無邪気で(れっきとしたサービス精神だと思うが)、お茶目以外の何物でもなかったので、これまた、まんまとときめいたのであった。やっぱりありがとう。